お笑いのネタの書き方のスタイル
漫才やコントなどのネタの書き方は、色々とスタイルがあります。
私が聞いたことがあるお笑い芸人のネタの書き方を書いていきます。
そのまま紙に書いていく
一番はじめにやりそうなネタの書き方ですが、とりあえずノートなりに面白いと思ったことを書いていってセリフをつくるやり方です。
はじめに骨子もアイデアもなく書くと、いきづまるとか、普通の会話になってるとか、書く度にネタが変わる、などということが起きがちです。構成がないのでぐちゃぐちゃになりがちなので、一番おすすめできない作り方です。
ギャグから書いていく
ギャグを先に考えて、そこを中心に話しをつなげていきます。
だから、話しがつなげにくかったり、話の流れに無理がでてくることが出やすい
です。
大喜利風に書く
そのままですが、お題みたいなものを決め、それの答えを考えていくやり方
です。考えるのは箇条書きっぽくできます。一つのお題に何十個もボケを
だしてそのうち何個かを使うとかするようです。
最終的に話っぽくする人もいますし、そのまま箇条書きのようにどんどん
言っていく人もいます。
すべった小ネタは入れ換えるだけでいいので、ネタを細かく変えやすいです。
普通にしゃべってから、ボケを入れていく
とある芸人さんが言っていたそうですが、
コンビなら、まず二人で普通にしゃべります。それをテープなどにとり、その会話の中でボケられそうなところにボケを入れていきます。
この場合とても自然な流れの中でボケやすいです。
設定、キャラから
設定やキャラを決めてからネタを書きます。
僕の知ってる限りだと作家さんがよくやっている方法です。
とあるテレビの構成作家さん曰く、「いい設定ができれば、ネタはほとんど
できたようなものだ。」だそうです。
何かと何かを足す
設定、キャラにも近いのですが、何と何を足したら面白いかを考えていく方法です。
欽ちゃんが本でネタの書き方を書いてますが、それによると頭の中で、何か(例えば、ポットとか)を持って、あちこち歩きまわるそうです。それで、面白い状況を考えるのだそうです。
何かを何かを足したというネタはよくみます。
アドリブから作っていく
この方法の中でも様々な人がいます。
・ある程度アイデアを固めてから、二人でアドリブでつくる
・基本軸のネタはあるけど途中はアドリブにする
・ほとんどアドリブ
爆笑問題さんが、おしゃれカンケイで言っていた漫才の作り方は、二人で会話をしていて面白いものが出てきたら、それを田中さんがメモるという方法だそうです。
こういう人たちはあまりネタを紙に書いたりしないそうです。
ちなみにネタを書くといってもロンドンブーツ1号2号さんは「ネタを紙に書いたことがない」と言っていたので様々なのでしょう。ダウンタウンさんもネタを紙に書いたことがないそうです。
二人でアドリブでしゃべって、他の一人(友達とか作家とか?)がそれを見ていて、面白かったものを残していくとかいうものあるみたいです。
(ダウンタウンさんはこうだったような。)
フリを書いていって、穴埋め問題のようにボケの人が埋めていくとか。
一人が書いてノートを交換して、もう一人が書きなおしてとかやる人もいます。
その他
ドリームマッチで見たのですが、バッファロー吾郎さんは、人形を使い、動かしながら考えるという方法だそうです。
最後に
それぞれ試行錯誤した結果、自分(達)にあったネタの書き方があるのだと思います。
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